先日、夫とドライブをしていた時の話です。
突然夫が「ふまず料理ってなに?」と聞いてきたのです。
ふまない料理?踏むのはうどんだと思うけど。
お店の看板に、「ふまず」って書いてあったから聞いてきたそうです。
夫「ほかに川魚って書いてあった」
おみ「あー、”なまず”じゃないかな」
夫「なんでふまず?忌み語かなんかなの?」
おみ「違う違う。昔のひらがなの”な”だよ。奈良の奈が崩れた字」
夫「なるほどねー」
手元にあった古文書から参考までに。
そら読めないよねぇ。読んでた昔の人は本当にすごいと思います。
(なお、1900年以前の本なので、著作権は消滅していると考えています)
そんな話をしながら笑っていたのですが、『そういえば昔同じようなことをしたことがあったな』と、ふと思い出しました。
学生の頃、トルコかインドかその辺を旅行していた時のこと。
とある博物館で「miniature」の展示をやっていると知ったのです。
えー!ミニチュアの展示!?行きたい行きたい!ドールハウスとかかな(*‘ω‘ *)ワクワク
と意気込んで見に行ったら、ドールハウスどころかミニチュアすらありませんでした。
あるのは壁に掛かった絵だけ。
よく見たらその絵は細密画。
おみ『これ、ミニチュアじゃなくてミニアチュールやんけ』
同じ綴りなので盛大に勘違いをしました。
でも、展示されてた本物の細密画はとてもステキで、そこの博物館に行けたことは良い経験になりました。
読めない言葉、知らない言葉、間違えてた言葉。
分からないからと通り過ぎたらそこまでだけど。
そこから自分の小さな世界が少し広がるんだなと思ったら、ほんの少し気に掛けるだけで明日はちょっと大きな世界になるのかもしれない。
そんなことをふと思った土曜日でした。